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令和 3年第 4回定例会( 9月)−09月01日-01号
令和 3年第 4回定例会( 9月)−09月01日-目次

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  1. 掛川市議会 2021-09-01
    令和 3年第 4回定例会( 9月)−09月01日-01号


    取得元: 掛川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    令和 3年第 4回定例会( 9月)−09月01日-01号令和 3年第 4回定例会( 9月)              令和3年第4回(9月)           掛川市議会定例会会議録(第1号) 〇議事日程      令和3年9月1日(水) 午前9時30分 開会  日程第1    会議録署名議員の指名  日程第2    会期の決定  日程第3
       認 第 1号  令和2年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について    認 第 2号  令和2年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 3号  令和2年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 4号  令和2年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 5号  令和2年度掛川市公共用地取得特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 6号  令和2年度掛川駅周辺施設管理特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 7号  令和2年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 8号  令和2年度上西郷財産特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 9号  令和2年度桜木財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第10号  令和2年度東山財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第11号  令和2年度佐束財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第12号  令和2年度掛川市水道事業会計決算の認定について    認 第13号  令和2年度掛川市簡易水道事業会計決算の認定について    認 第14号  令和2年度掛川市公共下水事業会計決算の認定について    認 第15号  令和2年度掛川市農業集落排水事業会計決算の認定について    認 第16号  令和2年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計決算の認定について               (監査委員の審査説明)  日程第4    議案第 97号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第8号)について  日程第5    県知事提出    議案第105号  掛川市板沢財産区議会設置条例の制定について    議案第106号  掛川市板沢財産区特別会計条例の制定について    議案第107号  掛川市板沢財産区運営基金条例の制定について  日程第6    議案第 98号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第9号)について    議案第 99号  令和3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第100号  令和3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)について    議案第101号  令和3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第1号)について    議案第102号  令和3年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計補正予算(第1号)について    議案第103号  令和3年度掛川市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について    議案第104号  令和3年度掛川市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)について    議案第108号  掛川市農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例の制定について    議案第109号  掛川市住民投票条例の一部改正について    議案第110号  掛川市森の都ならここの里条例の一部改正について    議案第111号  令和2年度掛川市水道事業会計剰余金の処分について    議案第112号  令和2年度掛川市公共下水道事業会計剰余金の処分について    議案第113号  令和2年度掛川市農業集落排水事業会計剰余金の処分について    議案第114号  令和2年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計剰余金の処分について  日程第7    県知事提出    議案第105号  掛川市板沢財産区議会設置条例の制定について    議案第106号  掛川市板沢財産区特別会計条例の制定について    議案第107号  掛川市板沢財産区運営基金条例の制定について                 総  務 委員長 報告  日程第8    報告第 6号  健全化判断比率の報告について    報告第 7号  資金不足比率の報告について  日程第9    請願について     請願第 1号 高齢者のための掛川市補聴器購入費助成制度の実施と国に保険適用を求める請願書  日程第10    陳情について     陳情第 2号 産前から保育園または幼稚園へ入園前の親子を支えるつどいの広場に関する陳情書 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 …………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………… 出席表のとおり                     議 事                 午前 9時30分 開会 ○議長(松本均君) ただいまの出席議員は21名です。所定の定足数に達しておりますので、これから令和 3年第 4回掛川市議会定例会を開会します。                     開 議 ○議長(松本均君) これから、本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(松本均君) 日程第 1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定に基づき、議長において、 8番、山田浩司君、13番、嶺岡慎悟君を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(松本均君) 日程第 2、会期の決定を議題といたします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から10月 1日までの31日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は、本日から10月 1日までの31日間と決定しました。
     なお、会期中の会議予定については、お手元に配付しました会期日程表のとおりでありますので、御承知をお願いします。 △日程第3 認第 1号〜認第16号 ○議長(松本均君) 日程第 3、認第 1号から認第16号までの16件を一括議題とします。  ここで、本会議場での密を避けるために、発言議員を除く奇数の議席番号の議員は退席をお願いいたします。                 〔奇数議席番号議員退席〕 ○議長(松本均君) 提出者から、提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) おはようございます。  それでは、提案理由の説明の前に、市議会 9月定例会の開会に際しまして、行政報告を申し上げます。  初めに、パラリンピックの掛川市出身選手の活躍について申し上げます。  先週開幕したパラリンピックは、日本人選手の活躍が続いております。パラ陸上の第一人者である山本篤選手は、28日に行われた走り幅跳びで自らが持つアジア記録を更新する 6メートル75をマークし 4位となりました。また、今回がパラリンピック初出場となる杉浦佳子選手は、昨日の自転車競技のロードタイムトライアルで見事、金メダルを獲得されました。   2人の選手ともに大きなけがを乗り越えて、幾つになっても挑戦できる姿を私たちに見せてくれました。この姿は、掛川市民のみならず、全ての人に勇気や希望、感動を与えてくれました。あさっては、杉浦選手が出場するロードレースが行われます。さらなる活躍を期待するものでございます。  次に、新型コロナウイルスについて申し上げます。  この感染症は、現在、感染力が強いデルタ株への置き換わりが進み、全国で感染拡大が続いております。静岡県の新規感染者は 8月に入り急増し、緊急事態措置が適用されるに至りました。掛川市でも新規感染者が相次いでおり、中東遠総合医療センターや療養ホテルのコロナ病床の空きが減り、自宅療養者が増えております。  感染対策に奇策はありません。ワクチン接種を進めるとともに、飛沫を避けるマスクの着用などの基本的な感染防止策を続けていくことが、収束に向けた近道となります。大切な人の命を守るため、市長メッセージの発出などにより、市民の皆様と危機意識を共有し、協力し合ってこの難局を乗り越えてまいります。  次に、新型コロナワクチンの接種について申し上げます。   4月の医療従事者への接種開始以降、掛川市では、小笠医師会小笠袋井薬剤師会、看護師の皆様などの御協力を得て接種を進めております。 8月からは、中東遠総合医療センターの支援により、エコパアリーナにおいて袋井市と合同による集団接種会場を開設し、さらなるを加速を図っております。この結果、これまでに延べ 9万回を超える接種が終了し、12歳以上の方の約40%が 2回の接種を完了したこととなりました。  また、掛川市では、ワクチンの供給量に合わせ、国の定める接種順位を基本としながら、感染拡大にも考慮し、高齢者施設の従事者や基礎疾患のある方、さらにはエッセンシャルワーカーなどの優先接種も同時に進めてまいりました。先日、妊婦の方にも、安心して出産を迎えられるよう、優先的に接種券を交付することといたしました。  今後は、国から対象市民の約 8割に接種可能なワクチンが確保できましたので、 9月11日に30代以下の市民にも接種券の発送を行い、11月までに希望する全ての市民の接種が完了できるよう努めてまいります。  次に、第 2次総合計画の改定について申し上げます。  ポストコロナ社会に合わせて、まちづくりの方向性を迅速に検討する必要があると考え、ポストコロナ編として総合計画の改定を進めております。コロナ禍が続く中、急速に変化する社会に対応し、持続可能な未来を実現するために地域の歴史を尊重しつつ、新しいステージに挑むときであると考えております。生涯学習都市宣言自治基本条例にある「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち」の理念を実現するために、市民一人一人が輝き、いつでも、誰でも、何回でも未来にチャレンジできるまちを目指してまいります。  今後、審議会や市民委員会、市役所内部の部会などを開催し、年度内を目途に改定を進めてまいります。  次に、コロナ禍における生活支援及び事業者支援について申し上げます。  まず、低所得の子育て世帯に対する特別給付事業についてであります。  この給付事業は、国と掛川市独自事業ともに児童 1人当たり 5万円を給付するもので、 5月に申請書を郵送して以降、子育て総合案内サイト「かけっこ」やホームページへの掲載を行うとともに、LINEでお知らせするなど、申請の促進を図ってまいりました。  この結果、 8月末までに、国と掛川市の独自分を合わせて延べ 1,547世帯に合計 1億 2,265万円を支給いたしました。今後も、受給対象者となる可能性のある方には、引き続き御案内を進め、申請の促進を図ってまいります。  また、新型コロナウイルスの影響で売上げが大幅に減少し、経営に影響を受けている中小企業が数多くあります。これらの事業者の事業継続と雇用の継続を応援するため、国から交付される臨時交付金を活用して、国の制度である月次支援金、県の制度である応援金と協調しながら支援していくことを検討してまいります。  次に、掛川市公式LINE登録者への特産品プレゼント事業について申し上げます。  この事業は、コロナ禍での市内経済の活性化を図るとともに、掛川市の公式LINE登録者の増加を促進することで、効果的な情報発信ツールの拡充を進めるものです。市の公式LINEアカウントを友だち登録され、 9月10日までの応募期間中にアンケートに回答していただいた市民の中から抽せんで 4,000人に、掛川市の特産品等 3,000円相当の賞品をお送りしております。応募の開始以降、友だち登録者はおよそ 1万 2,000人増加し、現在 2万 5,000人を超えたところであります。キャンペーンの応募者も 1万 2,000人に上ったところです。  今後の情報発信ツールとして、LINEの有効性を高めつつ、賞品の提供元である市内約70の店舗の売上向上に加え、市民の消費の活性化につながることを期待しております。  次に、来年 4月に向けての子育て施設の整備について申し上げます。  大東大須賀区域認定こども園化の 4園目、 4つ目となるおおぶちそよ風こども園では、 6月に掛川市ステンドグラス美術館名誉館長の鈴木政昭様から寄贈されたステンドグラスを玄関ホールに設置するとともに、空調設備や厨房機器などの更新、改修が順調に進んでおります。また、おおぶち保育園と大渕幼稚園の連携を深め、スムーズに再編できるよう、職員の交流研修や園児交流を実施するなど、開園に向けての準備が進んでおります。  また、社会福祉法人ゆにわ会が運営する千羽すぴか保育園では、 7月から造成工事に着手し、今月には新築工事安全祈願祭が行われます。  今後も待機児童対策のほか、多様な保育ニーズに対応するとともに、安心して子育てできる環境を整え、保育園等を希望する子供たちが等しく入園できる体制を整えてまいります。  次に、大坂・土方工業用地西工区の進捗について申し上げます。  昨年 5月に着手した造成工事は、 8月20日現在、進捗率が80%となり、完成予定の令和 4年 6月に向けて順調に進捗しております。  北側の区画では、興国インテック株式会社が 6月に地鎮祭を行い、令和 4年10月の新工場操業開始に向けて建設工事が進められています。  南側の区画の企業誘致につきましては、複数の企業からの要望により現場の視察を実施しているほか、ダイレクトメールやオンラインの商談など、コロナ禍においても可能な誘致活動を実施しており、早期の企業誘致につなげたいと考えております。  次に、ウォーカブル推進都市の取り組みについて申し上げます。  居心地がよく歩きたくなるまちなかづくりに向けた第一歩として、公共空間を活用し、まちなかでの楽しい時間を体験していただけるように計画を進めております。今年度は、「歩いて楽しめるまちかけがわ」に向けた社会実験といたしまして、NPO法人かけがわランド・バンクに委託し、「つくるプロジェクト」と「つかうプロジェクト」の 2つのプロジェクトの準備を進めております。  つくるプロジェクトでは、ベンチ等を製作し、公共空間の三の丸広場やねむの木学園のやさしいお店前の歩道に設置するものであります。このベンチは、先日の静岡理工科大学建築学科の学生によるデザインコンペで提案されたものが原型になっております。  他方のつかうプロジェクトは、設置されたベンチの周辺に、民間の事業者がキッチンカー等を平日・休日を問わず仮設店舗として出店するものであります。  今回の社会実験は、日常的にまちなかで過ごす場づくりや民間事業者の出店のきっかけづくりを目的としており、今後、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら実施時期を検討してまいります。  次に、流域治水事業について申し上げます。  昨年度から掛川市が構成員として参画している菊川流域治水協議会と天竜川(下流)流域治水協議会が 8月 5日に合併し、新たに遠州流域治水協議会として発足をいたしました。  この協議会は、天竜川、菊川、太田川などの 5水系、5つの水系を対象として、流域の 9つの市町村と国・県などで構成されております。対象の 5水系はそれぞれプロジェクトを策定済みですが、河川管理者による改修、農家の協力によるため池や水田の貯留機能など、共通な課題も多いため、好事例、よい事例の共有を図りながらプロジェクトを推進してまいります。  今年度の取り組みでは、国土交通省の主導によりまして、菊川水系において田んぼダムの実証実験を開始しました。これは、与惣川流域の水田13ヘクタールで、 8月から11月の大雨の際に雨水を一時的に貯留し、時間をかけて排水するものとなり、洪水被害の軽減につながるものと期待しております。  次に、下垂木地区まちづくり事業の進捗について申し上げます。  この事業は、下垂木地区52.1ヘクタールにおいて、掛川市が行う道路整備、河川改修、公園整備と、個人施工による開発面積 4.9ヘクタールの土地区画整理事業を併せて行い、総合的な生活基盤の整備を図るもので、下垂木地区まちづくり委員会と合意形成を図りながら、第 1期計画を平成28年度から 5か年計画で進めてまいりました。  第 1期計画では、都市計画道路桜が丘通り線杉谷家代線などの整備、普通河川一色川の改修、都市公園ゆうゆうパークの整備を行いました。ゆうゆうパークは、本年 7月にオープンし、防災機能も備えた近隣住民の憩いの場となっております。  この事業は、今年度より第 2期計画としてさらなる生活利便性の向上を目指し、都市計画道路桜が丘通り線市道神田一丁田線南工区などの整備を進めてまいります。  次に、地域おこし協力隊の委嘱について申し上げます。  都市部からの若い人材を受け入れ、まちづくりへの支援と新たな視点や発想によりまちの活性化に取り組むため、掛川市としては初の地域おこし協力隊として芳川翠さんを採用し、 8月 5日に委嘱を行いました。隊員の活動期間は最長 3年間で、中山間地を中心に誘客や地域活性化による関係人口の増加を目指す取り組みを行います。  また、隊員自身の才能や能力を生かした活動として、芳川さんの得意分野である写真撮影やSNSの活用を通じた掛川市の魅力発信にも期待を寄せております。  今後、市民と交流する中で地域の資源や課題を見つけ、地域を元気にする新たな取り組みの企画、地域課題の解決に向けた提案、掛川市の情報発信など、よそ者、若者の新しい感覚で地域に新しい風を吹き込み、掛川市全体のまちおこしに取り組まれることを期待しております。  次に、被災地の熱海市への支援について申し上げます。  人的支援については、 7月 3日の発災直後から 8月 3日までの約 1か月間、消防応援隊として延べ59名の消防職員を派遣し、行方不明者の捜索活動を実施いたしました。  また、静岡県市長会による応援派遣として、掛川市から 5名の一般職員を派遣し、国民健康保険業務被災者給付金事務等に従事をいたしました。  義援金の募金箱については、 7月 6日から 8月31日、昨日まで市内 7か所へ設置し、最終的な総額については、集計中でありますが、およそ 100万円の義援金をいただいたことに、心から感謝を申し上げます。今後、集まった義援金については、熱海市へお届けをさせていただきます。  また、その後、西日本におきまして豪雨災害が発生したところでありますので、佐賀県武雄市へも危機管理の職員 1名を、本日より業務開始、昨日のうちに到着しておりますけれども、派遣を行ったところでございます。早期の復興を願うものでございます。  最後に、遠隔操作による自動運転の実証実験について申し上げます。  静岡県が実施する自動走行の実証事業について、東急株式会社が受託し、実証実験が始まることとなりました。この実証実験は、伊豆高原駅近くに自動運転車両を監視・操縦可能な遠隔コントロールセンターを設置し、県内の松崎町、伊東市、沼津市、掛川市の 4つの都市で複数の車両の遠隔監視・操縦を行うものです。これにより、駅から観光地への交通課題の解決や観光のコンテンツに向けた検証を行うこととなります。なお、自動運転を夜間に行うというのは、全国初の取り組みということでございます。  今後、10月から実証実験が行われ、掛川市では、12月に駅前通りを中心に遠隔型(リモート型)の自動運転が計画されております。掛川市としても、この実証実験の機会を通じまして、未来の市民の移動手段について検討してまいります。  以上、行政報告とさせていただきます。  それでは、続きまして、ただいま上程をされました認第 1号から認第11号までの令和 2年度掛川市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について及び認第12号から認第16号までの令和 2年度掛川市公営企業会計決算の認定について、一括して御説明申し上げます。  最初に、認第 1号は、令和 2年度掛川市一般会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度掛川市一般・特別・企業会計決算書の 1ページを御覧ください。  決算説明の前に、令和 2年度予算編成の状況について申し上げます。  令和 2年度の当初予算は、新しい第 2次掛川市総合計画の 6つの戦略に沿うことを基本方針とし、また、少子高齢化人口減少社会、さらにSociety 5.0や人生 100年時代の中にあって、SDGsの時代だからこそ、これまで培った協働力で誰も取り残さない社会を実現するために、令和の新時代、サステナブルなまちづくりスタート予算と位置づけ、年間予算を編成いたしました。当初予算規模は 507億 8,000万円で、その後14回の補正予算を編成し、最終予算の規模は 645億 4,613万 9,000円となりました。   2ページをお願いします。  予算の執行状況につきましては、歳入決算額が 640億 7,494万円、歳出決算額が 622億 9,768万円で、歳入歳出差引17億 7,726万円となりました。そのうち、繰越事業に要する財源である翌年度へ繰り越すべき財源 1億 9,417万円を除く実質収支は15億 8,309万円となりました。  23ページを御覧ください。  次に、認第 2号は、令和 2年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は歳入 117億 279万円、歳出 114億 3,791万円で、歳入歳出差引 2億 6,488万円となりました。  24ページを御覧ください。  次に、認第 3号は、令和 2年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は、歳入13億 1,739万円、歳出13億 1,355万円で、歳入歳出差引 384万円となりました。  次に、認第 4号は、令和 2年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は、歳入98億 7,572万円、歳出98億 3,971万円で、歳入歳出差引 3,601万円となりました。  25ページを御覧ください。  次に、認第 5号は、令和 2年度掛川市公共用地取得特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は、歳入 5億 3,687万円、歳出 148万円で、歳入歳出差引 5億 3,539万円となりました。  次に、認第 6号は、令和 2年度掛川駅周辺施設管理特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は、歳入歳出ともに 6,057万円となりました。  次に、認第 7号は、令和 2年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  令和 2年度の決算状況は、歳入歳出ともに 2億 3,179万円となりました。  次に、認第 8号から認第11号までは、上西郷、桜木、東山、佐束の 4財産区の令和 2年度特別会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  認第 8号、上西郷財産区の決算状況は、歳入 363万円、歳出55万円で、歳入歳出差引 308万円となりました。  26ページを御覧ください。  認第 9号、桜木財産区の決算状況は、歳入 8万円、歳出 5万円で、歳入歳出差引 3万円となりました。  認第10号、東山財産区の決算状況は、歳入 239万円、歳出 143万円で、歳入歳出差引96万円となりました。  認第11号、佐束財産区の決算状況は、歳入 1,055万円、歳出 754万円で、歳入歳出差引 301万円となりました。  続きまして、 573ページを御覧ください。  次に、認第12号は、令和 2年度掛川市水道事業会計決算について、議会の認定を求めるものであります。  経営状況は、水道事業収益は29億 2,703万円となり、一方、水道事業費用は26億 3,795万円となりました。収益的収支差引では、当年度純利益は 2億 8,908万円となり、営業収支では、営業利益 7,666万円で、前年度に比べ 653万円の減額となりました。  建設改良事業については、生活基盤施設耐震化等交付金を活用し、 8億 7,567万円を投じて基幹管路の耐震化を進めるとともに、一般配水管改良事業として老朽管の布設替工事を行いました。  また、貴重な自己水源を活用すべく、原里配水池及び原里浄水場の改修工事を行っており、安定給水に向けた体制の強化を図りました。  続きまして、 613ページを御覧ください。  次に、認第13号は、令和 2年度掛川市簡易水道事業会計決算について、議会の認定を求めるものであります。  経営状況は、水道事業収益は 1,582万円となり、一方、水道事業費用は 1,693万円となりました。収益的収支差引では、当年度純損失は 111万円となりました。
     建設改良事業については、 339万円を投じて、居尻簡易水道、大和田簡易水道において、計画に基づき、ろ過機ろ過材交換工事を行い、水質の維持を図りました。  続いて、 633ページを御覧ください。 633ページでございます。  次に、認第14号は、令和 2年度掛川市公共下水道事業会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  経営状況は、下水道事業収益は24億 5,590万 2,000円となり、一方、下水道事業費用は19億 2,171万 4,000円となりました。収益的収支差引では、当年度純利益は 5億 2,758万円となりました。  建設改良事業については、社会資本整備総合交付金を活用し、 4億 8,542万 2,000円を投じて幹線管渠及び枝線管渠築造工事、北部中継ポンプ場の整備を推進するとともに、ストックマネジメント事業による掛川、大東、大須賀の 3つの浄化センター、南部中継ポンプ場の機械・電気設備等を更新するための詳細設計業務委託を行いました。  次に、 669ページを御覧ください。 669ページです。  次に、認第15号は、令和 2年度掛川市農業集落排水事業会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  経営状況は、下水道事業収益は 4億 226万 6,000円となり、一方、下水道事業費用は 3億 2,893万 6,000円となりました。収益的収支差引では、当年度純利益は 7,127万 7,000円となりました。  次に、 695ページを御覧ください。 695ページです。  次に、認第16号は、令和 2年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計歳入歳出決算について、議会の認定を求めるものであります。  経営状況は、下水道事業収益は 2億 160万 2,000円となり、一方、下水道事業費用は 1億 9,709万 3,000円となりました。収益的収支差引では、当年度純利益は 322万円となりました。  以上、16件について一括して御説明申し上げましたが、令和 2年度掛川市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の状況については、会計管理者が引き続き説明いたしますので、決算附属書類、決算説明書等を審査の参考にしていただいた上で御審議をいただき、認定くださるよう、よろしくお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(松本均君) 次に、会計管理者の説明を求めます。戸塚会計管理者。               〔会計管理者 戸塚和美君 登壇〕 ◎会計管理者(戸塚和美君) それでは、令和 2年度各種会計決算の状況につきまして、会計管理者説明資料に基づき御説明申し上げます。  説明資料の 1ページを御覧ください。  最初に、 1の決算の概要について説明申し上げます。  まず、歳入の状況につきまして、表の会計区分の最上段に記載いたしました一般会計の収入済額は 640億 7,494万 3,327円であります。  特別会計全体の収入済額は、小計欄に記載のとおり 237億 4,178万 4,527円で、一般会計と特別会計の収入済額の総合計は、表の最下段に記載のとおり 878億 1,672万 7,854円、予算比96.7%となりました。  次に、歳出の状況について。  一般会計の支出済額は 622億 9,767万 8,906円となりました。特別会計の支出済額は 228億 9,458万 7,402円で、一般会計と特別会計の支出済額の総合計は、最下段に記載のとおり 851億 9,226万 6,308円で、執行率は93.8%となり、結果、一般・特別会計の歳入歳出差引残高合計は、26億 2,446万 1,546円となりました。  以上が決算の概要でございます。  次に、 2ページを御覧ください。  繰越金の関係でございます。  一般会計における歳入歳出の差引残高は、17億 7,726万 4,421円となりました。そのうち、下記記載の事業繰越財源といたしまして 1億 9,416万 9,000円が繰り越されますので、繰越額の総額は15億 8,309万 5,421円となります。  次に、 3ページを御覧ください。  この表は、地方自治法第 235条第 2項の規定に基づく、公金の収納及び支払事務を行う金融機関の指定状況を記載したものでございます。  次に、 4ページを御覧ください。  横開きの資料となりますが、こちらは資金の管理状況でございます。この表につきましては、各種会計ごとの月別の収支及び月末の残高状況をお示ししたものでございます。  次に、 5ページを御覧ください。  資金の運用状況でございます。  左上の令和 2年度受取利息及び支払利子の状況表を御覧ください。  年度当初の資金不足時には、金融機関より一時借入れを行いまして、支払利子が25万58円で、20万 7,036円の預金利息を収入いたしまして、右上の表、過去 5年間の資金運用益の推移の令和 2年度の欄のとおりに、差引きの運用益はマイナス 4万 3,022円となりました。  また、左下の基金の運用状況につきましては、基金の運用といたしまして定期預金と国債により運用いたしまして 2,056万 2,928円の利息を収入いたしました。  次の 6ページには、最近の市場金利の動向を掲載いたしましたので、参考までにお目通しをいただきたいと存じます。  最後に、 7ページを御覧ください。  基金の状況でございます。  この表は、市が保有いたします32の基金と財産区が保有する 3つの基金の令和 2年度の受け払いの状況を示したものでございます。  本表の最下段の合計欄を御覧ください。  年度当初、言い換えますと会計年度決算後の基金現在額は、財産区を含め86億 7,657万 1,069円、年度中の市の受入額の合計が 7億 3,427万 4,096円、支払済額の合計は16億 6,335万 3,739円となり、この結果、年度末における合計は85億 6,522万 4,855円となりました。  以上で、資料の説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(松本均君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  本決算について、監査委員から決算審査の意見書が提出されております。  この際、審査につきまして、監査委員からの説明を求めます。  まず、一般会計決算及び特別会計決算について、山下監査委員、御登壇ください。               〔監査委員 山下一夫君 登壇〕 ◎監査委員(山下一夫君) 令和 2年度掛川市各種会計歳入歳出決算等について、審査意見を申し上げます。  お配りした令和 2年度掛川市一般・特別・企業会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書の 1ページをお開きください。  令和 2年度掛川市各種会計歳入歳出決算及び基金の運用状況については、地方自治法第 233条第 2項及び第 241条第 5項並びに地方公営企業法第30条第 2項の規定に基づき、市長から提出された各種会計歳入歳出決算書、各基金の運用状況を示す書類等について計数の確認を行うとともに、財政状況、予算の執行状況及び各基金の運用状況について、各課から資料の提出を求めた上で、関係職員から説明を聴取して審査いたしました。  審査の結果は、第 4の審査の結果に記載のとおりであります。  なお、公営企業会計につきましては、後ほど山本監査委員が審査意見を申し上げますので、私からは、一般会計及び特別会計決算について、審査意見を申し上げます。   2ページをお開きください。  最初に、一般会計の決算の概要について申し上げます。  令和 2年度は、令和の新時代・サステナブルなまちづくりスタート予算に基づいてスタートしましたが、 4月 7日の緊急事態宣言の発令後は、新型コロナウイルス感染症対策関連の事業の追加と既決事業の見直しを迫られ、14回に及ぶ補正予算を編成するなど、感染症対応に追われた 1年となりました。  歳入総額は、前年度から32.5%増の 640億 7,494万円となりました。これは、特別定額給付金給付事業費補助金など新型コロナ感染症対策に係る国庫支出金や財政調整基金繰入金の増加等によるものです。市税は、個人市民税が増加した一方で、法人市民税が大幅に減少するなど、市税収入総額では、前年度から 2.1%減少しました。  歳出総額は、前年度から33.3%増の 622億 9,768万円となりました。これは、特別定額給付金給付事業費 117億 9,329万円、地域経済応援事業費 7億 6,762万円等の追加、認定こども園施設整備費 7億 3,554万円の増などによるものです。  以上の結果、実質収支は15億 8,309万円の黒字、単年度収支は 1億 4,412万円の黒字、実質単年度収支は 8億 5,131万円の赤字決算となりました。  次に、特別会計について申し上げます。  特別会計は、本年度から簡易水道事業、公共下水道事業、農業集落排水事業及び浄化槽市町村設置推進事業がそれぞれ公営企業会計に移行したことから10会計となりました。  10会計の決算総額は、歳入が前年度から 1.3%減の 237億 4,178万円、歳出が前年度から 0.9%減の 228億 9,459万円となりました。  実質収支は、全体で 8億 4,720万円の黒字となりましたが、実質収支から前年度繰越金を除いた単年度収支は 1億 476万円の赤字決算となりました。  以上が、一般会計及び特別会計の決算の概要であります。   3ページを御覧ください。  個別意見を申し上げます。  本年度は、経常収支比率が前年度から 0.3ポイント増加して88.5%となりました。少子高齢化等に伴う扶助費の増大は、今後さらに加速していくと見込まれ、財政構造の硬直化が懸念されますので、さらなる経常的経費の抑制に努めていただきたいと思います。  実質公債費比率は、前年度から 0.2ポイント改善し 8.0%となりました。ここ数年間、起債の抑制等により減少傾向にあり、基礎的財政収支、いわゆるプライマリーバランスが保たれ、市債残高も減少していますので、引き続き健全財政に努めていただきたいと思います。  委託契約については、過去の決算審査や定期監査の機会を通じて、類似契約の集約化や包括契約の推進を要請してまいりましたが、改善された例が複数見られ、積極的に取り組まれた結果と評価いたします。その一方で、複数年にわたり、同一事業者と随意契約を締結している例が見受けられましたので、定期的な見直しに取り組んでいただきたいと思います。  債権管理については、過年度分収入未済額の削減目標を設定して全庁的に取り組まれた結果、市税は前年度から35%、税外債権は全体で19%の削減を達成しました。しかし、一部に収入率の低い税外債権も見られますので、引き続き計画的な過年度分収入未済額の削減と新たな収入未済額の抑制に努めていただきたいと思います。より適正な債権管理の推進に期待いたします。  働き方改革では、テレワークがコロナ禍の影響で大幅に増加しました。ただし、テレワークはワーク・ライフ・バランスや勤務能率の向上に効果がある反面、勤怠管理や服務等の課題もありますので、利用実績や法令を踏まえ、制度の検証をしていただきたいと思います。  また、時間外勤務は、総時間数や 1人当たり平均時間は減少傾向にありますが、特定部署における慢性的な長時間勤務や時期的な偏在が見られますので、より詳細な要因分析と具体的な縮減策を検討していただきたいと思います。  待機児童対策は、認定こども園等の新設を行った結果、 4年ぶりに待機児童ゼロを達成しました。関係部署と市内事業者の積極的な取り組みを大いに評価いたします。  今後は、保育ニーズの偏在等による入所保留者等の解消に向け、引き続き保育士確保策等を継続するとともに、一時預かり保育、延長保育、病児保育、障がい児保育、家庭における育児支援等の充実を図り、子育てに優しいまちづくりの実現に向け、御尽力いただきたいと思います。  最後は、コンプライアンスの遵守です。  令和 2年度は、大きな不適切事務の発生は見られませんでしたが、決算審査において不適切な事務処理や資料の表記ミスが幾つか散見されました。不正または不適切な事務の根絶に向け、法令遵守を熟知した職員の育成と、内部統制制度も視野に入れた全庁横断的な体制整備に取り組んでいただきたいと思います。   1枚おめくりいただいて、 4ページをお開きください。  国民健康保険特別会計は、財政の健全化が課題であります。国民健康保険税の収納率は年々増加していますが、現年度分はコロナ禍の影響等で減少しました。国保税の徴収は、制度の安定的な運用と公平な受益者負担の観点から重要でありますので、納税者の経済事情等に配慮しつつ、引き続き徴収部門と連携を図り、収納率の向上と適正な債権管理に努めていただきたいと思います。  また、慢性的な財源不足を解消するため、中長期的視野に立って、税率改正も含めた財源確保に取り組んでいただきたいと思います。  掛川駅周辺施設管理特別会計は、歳入歳出ともに減少し、単年度収支は 110万円の赤字決算となりました。コロナ禍の影響による駐車場等使用料収入の減少で、やむを得ない面がありますが、令和 3年度からは料金体系を利用料金に統一されましたので、指定管理者と連携を図り、さらなる経営努力と市民ニーズを反映した効果的かつ効率的な駐車場運営に取り組んでいただきたいと思います。  議会制財産区については、設置条例や特別会計の整備が課題でありましたが、解決に向け準備段階にあるという説明でした。長年の課題解決に向け積極的に対応されており、評価いたします。調整に当たっては、合併の経緯や財産区の意向を十分に踏まえていただき、手続に万全を期していただきたいと思います。  最後に、現在、新型コロナウイルス感染症は、地域経済や市民生活に大きな影響を及ぼしており、終息の見通せない不透明な状況にあります。また、コロナ禍による景気後退に伴う税収の落ち込みや社会保障関連経費の増大等に伴い、本市の行財政運営は今後ますます厳しさを増すと思われます。  しかし、このような状況にあればこそ、久保田市長のリーダーシップの下、掛川市が一丸となり、必ずやこの難局を乗り越えていくものと期待して、令和 2年度掛川市一般会計・特別会計歳入歳出決算の審査意見といたします。 ○議長(松本均君) 次に、公営企業会計決算について、山本監査委員、御登壇ください。               〔監査委員 山本行男君 登壇〕 ◎監査委員(山本行男君) 私からは、公営企業会計について意見を述べさせていただきますので、 101ページをお開きください。   5会計ありますので、会計ごとに決算の総括と主な意見を申し上げます。  最初に、水道事業会計。  水道事業会計は、年間総給水量が前年度から 7万 2,719立方メートル増の 1,480万 8,000立方メートルでした。経常収益は、前年度から 1,667万 3,000円減の29億 2,703万 3,000円、経常費用は、前年度から 133万 7,000円増の26億 3,795万 5,000円でした。純利益は 2億 8,907万 8,000円で、前年度に引き続き黒字決算となりました。  水道使用料の未収金については、平成29年度の徴収業務民間委託や令和 3年 1月のスマホ決済導入など、収納率向上に向けた積極的な取り組みにより、前年度から69万 6,000円減少しました。引き続き、徴税部門や他の債権回収部門と連携をし、早期回収に努めていただきたいと思います。  有収率は84.5%で、前年度から 0.5ポイント上昇しました。引き続き、計画的な漏水調査を実施され、さらなる有収率の向上に努めていただきたいと思います。  水道事業の広域化については、東遠 4市による検討会の開催など、実務レベルで連携を図ってきました。課題はありますが、引き続き研究を重ねられ、積極的に取り組んでいただきたいと思います。また、リニア中央新幹線工事に伴う流量減少が懸念されますので、関係市町と連携を図り、水資源の確保に尽力をいただきたいと思います。  続いて、簡易水道事業会計に入りますので、 103ページを御覧ください。  簡易水道事業会計は、年間総給水量が前年度から 3,151立方メートル減の 5万 6,521立方メートルでした。経常収益は 1,563万 3,000円、経常費用は 1,693万 4,000円でした。経常損失は 130万 2,000円で、特別利益19万 2,000円を加えた純損失は 111万円となりました。  簡易水道事業は、経費回収率の向上が課題となっております。慢性的な赤字構造に加え、今後、施設の老朽化に伴う営業費用の増加が予想されますので、さらなる経費節減と施設の長寿命化に努めていただきたいと思います。  次に、公共下水道事業です。  公共下水道事業会計は、年間有収水量が前年度から 9万 1,731立方メートル増の 400万 1,106立方メートルでありました。  営業収益から営業費用を差し引いた営業損失は10億 4,415万 9,000円でした。経常利益は 5億 3,418万 8,000円で、これに特別利益を加え、特別損失を差し引いた純利益及び未処分利益剰余金は 5億 2,758万円となりました。  本市は、行政区域が広く、投資に対する経費の回収が困難な状況にあります。汚水処理原価が使用料単価を上回り、使用料収入の不足額を一般会計からの負担金等で賄う状況にあります。また、施設の性質上、経費の回収までに長期間を要することから、今後も厳しい財政運営が予想されます。  経費回収率を向上させるためには、安定的な使用料収入の確保が重要でございますので、引き続き未接続世帯の接続促進等に努めていただくとともに、中長期的な事業の検証にも取り組んでいただきたいと思います。  次に、農業集落排水事業会計でございます。
     農業集落排水事業会計は、年間有収水量が前年度から 9,167立方メートル増の46万 9,212立方メートルでした。営業収益から営業費用を差し引いた営業損失は、 2億 2,942万 7,000円でした。経常利益は 7,333万円で、特別損失 205万 3,000円を差し引いた純利益及び未処分利益剰余金は 7,127万 7,000円となりました。  この事業は、地理的な制約等により、投資に対する経費の回収が困難で、使用料収入の不足分を一般会計からの負担金及び補助金で賄う状況にあります。経費回収率を改善するため、引き続き使用料の徴収率向上等に努めていただきたいと思います。  また、海戸処理区域と土方処理区域は、数年以内に公共下水道大東処理区に統合予定ですので、施設の円滑な統合に向け、効率的かつ適正な管理に努めていただきたいと思います。  次に、浄化槽市町村設置推進事業会計でございます。  浄化槽市町村設置推進事業会計は、管理基数が前年度と同数の 1,758基で、年間調定件数は 2万 802件でした。営業収益から営業費用を差し引いた営業損失は 9,524万 2,000円でした。経常利益は 450万 9,000円で、特別損失 128万 9,000円を差し引いた純利益及び未処分利益剰余金は 322万円となりました。この会計も他の下水道事業同様に、汚水処理原価が使用料単価を上回っており、経費回収率の向上が課題であります。  既に施設整備が完了しており、事業拡張に伴う事業費用増大の懸念はありませんが、施設の老朽化に伴い、維持管理費の増大が見込まれますので、施設の長寿命化を計画的に進め、経費の抑制に努めていただきたいと思います。  以上、公営企業会計について、決算の総括と主な意見を述べました。  本年度は、簡易水道事業と下水道 3事業が公営企業会計に移行しました。移行に伴い、財務諸表や財務指標による経営成績や財務状況が可視化され、より正確で詳細な経営分析が可能となりました。  これを機に、会計処理の精度をさらに高め、上下水道全体を通して正確な財務状況の把握に努められ、安定的かつ効率的な事業経営に資することを期待いたします。  以上をもちまして、令和 2年度掛川市公営企業会計歳入歳出決算の審査意見とさせていただきます。 ○議長(松本均君) 以上で、監査委員の説明は終わりました。  ここで、奇数の議席番号の議員は入場を願います。                 〔奇数議席番号議員入場〕 ○議長(松本均君) 本16件の議案に対する質疑は、 9月16日開催の本会議で行います。  この際、しばらく休憩とします。                 午前10時42分 休憩                 午前10時54分 開議 ○議長(松本均君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第4 議案第97号 ○議長(松本均君) 日程第 4、議案第97号を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) ただいま上程されました議案第97号について、御説明申し上げます。  議案第97号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 8号)については、歳入歳出それぞれ 3,903万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を 498億 6,163万 6,000円とするものであります。  以上、御説明申し上げましたが、担当部長より補足説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ○議長(松本均君) 次に、補足説明を求めます。大石総務部長。              〔理事兼総務部長 大石良治君 登壇〕 ◎理事兼総務部長(大石良治君) 私からは、議案第97号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 8号)について、補足説明いたします。  議案書の 1ページをお開きください。  第 1条は、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出それぞれ 3,903万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 498億 6,163万 6,000円とするものであります。  以下、事項別明細書により御説明いたします。   8ページをお願いします。  初めに、歳入ですが、15款国庫支出金、 3項 1目総務費委託金 3,903万 4,000円の増は、参議院議員静岡県選挙区において 1名の欠員が生じたため、10月24日に補欠選挙が執行されることに伴い、事業費の全額が国から交付されるものであります。  10ページをお願いします。  ここから歳出です。   2款総務費、 4項 8目参議院議員補欠選挙費 3,903万 4,000円の追加は、10月24日執行の参議院議員補欠選挙の投開票事務従事者手当やポスター掲示場設置・撤去委託料等の事業費を計上するものであります。  以上で、議案第97号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 8号)の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(松本均君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第97号については、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は委員会付託を省略することに決定しました。  これから本件に対する討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第97号について採決します。  本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第5 県知事提出議案第 105号〜議案第 107号 ○議長(松本均君) 日程第 5、県知事提出議案第 105号から議案第 107号までの 3件を一括議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) ただいま上程されました議案第 105号から議案第 107号までの 3件について、一括して御説明申し上げます。  最初に、県知事提出議案第 105号、掛川市板沢財産区議会設置条例の制定については、掛川市板沢財産区の円滑な運営のため、静岡県知事から掛川市議会へ提出された議案で、地方自治法第 295条の規定により、掛川市板沢財産区議会を設置するものでございます。  次に、議案第 106号、掛川市板沢財産区特別会計条例の制定については、掛川市板沢財産区の円滑な運営及びその経理の適正化のため、地方自治法第 209条第 2項の規定により、掛川市板沢財産区の特別会計を設置するものであります。  最後に、議案第 107号、掛川市板沢財産区運営基金条例の制定については、掛川市板沢財産区の財産の維持管理、そのほか財産区の運営に要する経費の財源に充てるため、新たな基金を設置するものでございます。  以上、 3件について一括して御説明申し上げましたが、引き続き、担当部長が補足説明いたしますので、御審議くださるようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(松本均君) 次に、補足説明を求めます。  議案第 105号から議案第 107号までの 3件について、大石総務部長。              〔理事兼総務部長 大石良治君 登壇〕 ◎理事兼総務部長(大石良治君) 私からは、議案第 105号から第 107号までの 3件について、補足説明いたします。  議案書の 171ページをお願いします。  初めに、県知事提出の議案第 105号、掛川市板沢財産区議会設置条例の制定については、掛川市板沢財産区の円滑な運営のため、静岡県知事から掛川市議会へ提出された議案で、地方自治法第 295条の規定により、掛川市板沢財産区議会を設置するものであります。  現在、板沢財産区の設置の根拠となっている掛川町板沢区議会設置条例は、昭和26年 7月11日に交付、施行され、以後、その条例の趣旨をよりどころに財産区の運営が行われてきましたが、掛川市としての条例は制定されておらず、長年制定を求められていました。このたび板沢財産区議員や地区役員の皆様の協力を経て、静岡県知事から条例制定の提案をいただくこととなりました。  今回提案します条例については、基本的には掛川町板沢区議会設置条例の趣旨を引き継ぐこととします。  それでは、条例の内容について御説明をさせていただきます。  めくっていただきまして、 172ページをお願いします。  第 1条は、議会の設置については、地方自治法第 295条の規定に基づき議会を置くものであります。  第 2条は、議員の定数を12人とするものです。  第 3条は、議員の任期を 4年とし、第 2項では、起算日について定め、第 3項では、補欠の議員の任期を残任期間とするものであります。  第 4条は、選挙権について、引き続き 3か月以上財産区の区域内に住所を有する者で、市議会議員の選挙権を有するものと定めるものであります。  第 5条は、被選挙権について、第 4条の選挙権を有する者で年齢満25歳以上の者とし、第 2項は、第 1項の年齢の算定日を選挙の期日と定めるものであります。  第 6条から第 9条までの 4条については、選挙人名簿に関する調製や効力について定めるものであります。  なお、附則の第 1項において、本条例を公布の日から施行する旨を定め、第 2項では、これまでの間、板沢財産区議会の活動の法的根拠としていた掛川町板沢区議会条例を廃止することを定めております。  次に、議案書 175ページをお願いします。  議案第 106号、掛川市板沢財産区特別会計条例の制定について、補足説明をさせていただきます。  めくっていただきまして、第 1条は、地方自治法第 209条第 2項の規定により掛川市板沢財産区の特別会計を設置するものであります。  第 2条は、本特別会計の歳入については、板沢財産区が所有する土地の賃貸や売却などから得られる財産収入とその他諸収入と定め、歳出については、財産区の管理、運営、その他の諸支出を定めるものです。  附則ですが、この特別会計は令和 4年度の予算から扱うこととするため、令和 4年 4月 1日を施行日と定めております。  次に、 177ページを御覧ください。  議案第 107号、掛川市板沢財産区運営基金条例の制定について、補足説明をさせていただきます。  めくっていただきまして、第 1条は、掛川市板沢財産区の財産の維持管理やその他の財産区の運営に要する経費の財源に充てるために、掛川市板沢財産区運営基金を設置することを定めるものです。  第 2条は、本基金へ積み立てる金額は、板沢財産区特別会計予算で定めるものです。  第 3条は、基金の管理について、第 1項では、基金に属する現金を金融機関への預金や、その他最も確実かつ有利な方法により保管することを定め、第 2項では、基金に属する現金を必要に応じて最も確実かつ有利な有価証券に代えることができることを定めるものであります。  第 4条は、基金の運用から生じる収益は、掛川市板沢財産区特別会計歳入歳出予算に計上して、この基金に編入することを定めるものです。  第 5条は、経済事情の変動等により、財産区の財源が不足した場合に、その不足分を埋めるための財源に充てるとき、その他財産区の財産の維持理上、特に必要があると認める経費の財源に充てるときの、いずれかに該当する場合に限り、基金の全部または一部を処分することができることを定めております。  第 6条は、この条例に定めるもののほか、基金の管理に関し、必要な事項は市長が別に定めるものとしております。  附則ですが、第 1項は、この基金は令和 4年度の予算から扱うこととするため、令和 4年 4月 1日を施行日と定め、第 2項は、その施行日の前日までに掛川市板沢財産区において積み立てられた現金及びその運用により取得した有価証券は、この条例により積み立てられた基金とみなすことを定めております。  以上、議案第 105号から 議案第 107号までの補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(松本均君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、これを許します。  この際、一言申し上げます。  質疑については、第 1回目は、議員及び答弁者はいずれも登壇することとし、 2回目以降の再質疑については、いずれも自席にて起立の上、お願いすることにします。  それでは、県知事提出議案第 105号について、15番、鈴木久裕君、御登壇ください。                〔15番 鈴木久裕君 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕君) 15番、鈴木久裕でございます。
     県知事提出議案第 105号、今御説明ありました掛川市板沢財産区議会設置条例の制定について質疑いたします。  議案書 171ページですが、当該は 173ページ、議案中の最後の行になりますが、この附則で 2と書いてあると思います、附則第 2項のこの掛川町板沢区議会設置条例、昭和26年条例第27号という記載がありますが、平成17年の掛川、大東、大須賀 1市 2町の合併に当たっての協議において、新市で暫定施行させるものとして取り扱われていた条例なのか伺います。  以上です。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) 鈴木議員からの議案質疑にお答えをいたします。  掛川町板沢区議会設置条例の新市での暫定施行としての取扱いについてでありますが、当該条例は、新市の合併協議において暫定施行するものとして明文化はされておりませんが、合併前の旧掛川市及び合併後の新市においても、同条例の趣旨をよりどころに財産区議会の運営を行ってまいりました。  今回、条例制定を行うに当たり、静岡県市町行財政課との協議の中で、これまでの板沢財産区議会の活動の法的根拠となっていた旧条例名を形式的に記載したほうがよいという結論に至ったため、附則で掛川町板沢区議会設置条例を廃止するということが明記をされております。  以上であります。 ○議長(松本均君) 再質疑はありますか。15番、鈴木久裕君。 ◆15番(鈴木久裕君) ちょっと今御説明が分からなかったのですが、合併に当たっての協議において暫定施行させるものとして取り扱われたものなのか、その 1点をお聞きしておりますので、明快によろしくお願いいたします。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。大石総務部長。 ◎理事兼総務部長(大石良治君) 合併協議会におけますあのときの暫定施行、この該当には入っておりません。  以上です。 ○議長(松本均君) 再質疑はありますか。15番、鈴木久裕君。 3回目になります。 ◆15番(鈴木久裕君)  3回目ですので、端的に言って、失効している条例であるということでよろしいわけですね。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。大石総務部長。 ◎理事兼総務部長(大石良治君) この失効、失効していないという考え方でございますが、合併時におけます即時施行、暫定施行、逐次施行、こういった言葉がございます。私、議運等でも説明をいたしましたが、法律用語における暫定施行、多分合併時に使っておると思います。暫定予算の場合については、地方自治法の中で法律用語として定められております。私の使いましたのは、広義の意味で、暫定的に運用をしている、それを施行しているということで、静岡県とも、また県の東部等の過去の施行についても、広義な意味での暫定施行を使っております。  したがいまして、議員のおっしゃる合併時の暫定施行、この該当には入っていないということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松本均君) 以上で、通告による15番、鈴木久裕君の質疑は終わりました。  次に、議案第 106号について、15番、鈴木久裕君、御登壇ください。                〔15番 鈴木久裕君 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕君) 続きまして、議案第 106号、板沢財産区特別会計条例の制定についてお尋ねします。   175ページからですが、本条例の施行日、来年 4月 1日というふうになっておりますが、議案第 105号において、板沢財産区議会が設置された場合、当年度の予算はどうするのか。また、当年度内の財産区事務事業執行に要する経費は、誰がどこからどのように支弁するのか、お伺いします。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) 鈴木議員からの議案質疑にお答えをいたします。  板沢財産区議会の当年度予算の執行についてでありますが、財産区議会設置条例の制定を踏まえた地元との協議の中で、特別会計を設置するための準備、調整をする期間を当年度末までと決めたため、本条例の施行日を令和 4年 4月 1日といたしました。  また、当年度の予算については、令和 3年 3月 9日に現在の板沢財産区議会が議決しておりますので、当年度内の財産区事務事業の執行経費は、令和 3年度の板沢財産区特別会計予算から支弁をいたします。  以上であります。 ○議長(松本均君) 再質疑はありますか。15番、鈴木久裕君。 ◆15番(鈴木久裕君) 地元協議、それから実務上の関係ということで、この 3つの条例で施行日をずらしたということかと思いますが、これ第 105号と同様に公布の日から施行ということにしなかった理由について、もう一度御説明をお願いいたします。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。大石総務部長。 ◎理事兼総務部長(大石良治君) これにつきましても、県のほうと協議をしてまいりました。財産区の運営形態にこだわらず、地元の意向を尊重した形で移行をしなさいということでございました。したがいまして、この 3つの案件に財産調書、元の板沢町の議会設置条例、こういったものをセットで出すことになっておりまして、その中で協議をしまして、今のあくまでも地元の意向を尊重するということで、ここにずれがあっても可ということで御指導を受けていまして、今回上程をしているものでございます。 ○議長(松本均君) 再質疑はありますか。15番、鈴木久裕君。 3回目になります。 ◆15番(鈴木久裕君) そういう事情でということで、本来とは少し望ましいベストな形ではないが、やむを得ずというか、そんなイメージでしょうか。 ○議長(松本均君) 答弁を求めます。大石総務部長。 ◎理事兼総務部長(大石良治君) 議員がおっしゃっているとおり、一番いいのは公布の日から施行するという形で話が整えば一番よかったかと思います。やはり、ただ基金等もありますし、執行の状況もあります。年度途中ということもありますし、今後控えております任期満了によります議員の改選ということもございますので、そういったことを勘案してじっくりと地元との協議をした結果ということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松本均君) 以上で、通告による15番、鈴木久裕君の質疑は終わりました。  これをもって質疑を終結します。  ただいま議題となっております議案第 105号から議案第 107号までの 3件につきましては、所管の総務委員会に付託します。  この際、しばらく休憩とします。                 午前11時23分 休憩                 午後 2時57分 開議 ○議長(松本均君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第6 議案第98号〜議案第 104号及び議案第 108号〜議案第 114号 ○議長(松本均君) 日程第 6、議案第98号から議案第 104号まで及び議案第 108号から議案第 114号までの14件を一括議題とします。  ここで、本会議場での密を避けるため、偶数の議席番号の議員は退室をし、場外のモニターで視聴願います。                 〔偶数議席番号議員退席〕 ○議長(松本均君) 提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) ただいま上程されました議案第98号から議案第 104号まで及び議案第 108号から議案第 114号までの14件について、一括して御説明申し上げます。  最初に、議案第98号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 9号)については、歳入歳出それぞれ10億 5,907万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を 509億 2,070万 9,000円とするものであります。  次に、議案第99号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)については、歳入歳出それぞれ 2億 7,557万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を 120億 6,748万 2,000円とするものであります。  次に、議案第 100号、令和 3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 1号)については、歳入歳出それぞれ 284万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を13億 2,571万 3,000円とするものであります。  次に、議案第 101号、令和 3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 1号)については、歳入歳出それぞれ 1,583万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を99億 9,476万 1,000円とするものであります。  次に、議案第 102号、令和 3年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計補正予算(第 1号)については、歳入歳出それぞれ 6億 2,188万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を13億 2,050万 9,000円とするものであります。  次に、議案第 103号、令和 3年度掛川市公共下水道事業会計補正予算(第 1号)については、第 1条で下水道事業収益及び下水道事業費用の予定額をそれぞれ 512万 6,000円減額し、下水道事業収益の総額を24億 7,707万 6,000円とし、下水道事業費用の総額を18億 9,833万 6,000円とするものであります。  次に、議案第 104号、令和 3年度掛川市農業集落排水事業会計補正予算(第 1号)については、第 1条で下水道事業収益及び下水道事業費用の予定額をそれぞれ 917万 9,000円追加し、下水道事業収益の総額を 3億 6,465万円とし、下水道事業費用の総額を 3億 2,806万 7,000円とするものであります。  第 2条は、当年度分損益勘定留保資金を 2,753万円とし、利益剰余金処分額を 3,676万 3,000円とするものであります。  次に、議案第 108号、掛川市農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例の制定については、平成29年の土地改良法の一部改正により創設された農地中間管理機構関連農地整備事業の掛川市内での実施に伴い、事業の確実な実施を確保し、特別徴収金を徴収するため、条例を新たに制定するものであります。  次に、議案第 109号、掛川市住民投票条例の一部改正については、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律による地方自治法の一部改正に伴い、住民投票に係る署名簿への押印を廃止するため、条例の一部を改正するものであります。  次に、議案第 110号、掛川市森の都ならここの里条例の一部改正については、料金体系を見直すことにより経営改善を図るため、条例の一部を改正するものであります。  次に、議案第 111号から議案第 114号までは、掛川市水道事業会計、掛川市公共下水道事業会計、掛川市農業集落排水事業会計及び掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計それぞれの令和 2年度における剰余金の処分について、地方公営企業法第32条第 2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。  議案第 111号、令和 2年度掛川市水道事業会計剰余金の処分については、当該会計決算で生じた未処理分利益剰余金のうち、 2憶 6,000万円を資本金に組み入れ、 4億円を建設改良積立金に積み立てるものであります。  議案第 112号、令和 2年度掛川市公共下水道事業会計剰余金の処分については、当該会計決算で生じた未処分利益剰余金のうち、 4億 9,969万 6,333円を減債積立金に積み立てるものでございます。  議案第 113号、令和 2年度掛川市農業集落排水事業会計剰余金の処分については、当該会計決算で生じた未処分利益剰余金のうち、 7,096万 976円を減債積立金に積み立てるものであります。  議案第 114号、令和 2年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計剰余金の処分については、当該会計決算で生じた未処分利益剰余金のうち、 283万 555円を減債積立金に積み立てるものでございます。  以上、14件について一括して御説明申し上げましたが、議案第98号から議案第 104号まで、議案第 108号及び議案第 110号の 9件については、引き続き担当部長が補足説明いたしますので、御審議くださるようお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(松本均君) 次に、補足説明を求めます。  まず、議案第98号について、大石総務部長。              〔理事兼総務部長 大石良治君 登壇〕 ◎理事兼総務部長(大石良治君) 私からは、議案第98号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 9号)について、補足説明を申し上げます。  議案書の15ページをお開きください。15ページです。  第 1条は、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出それぞれ 10億 5,907万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 509億 2,070万 9,000円とするものであります。  第 2条は繰越明許費、第 3条は債務負担行為の補正、第 4条は地方債の補正ですが、それぞれ第 2表、第 3表及び第 4表により御説明させていただきます。  18ページの第 2表を御覧ください。  第 2表、繰越明許費ですが、 1件、金額で 2億円をお願いするものであります。   8款土木費の海岸防災林整備推進事業は、大渕地区の普通河川開川河口の函渠整備において、詳細設計の結果、当初の計画から工法を変更することになりました。現在からの発注では、年度内の完成が見込めないことから、繰越明許をお願いするものであります。  続いて、19ページの第 3表を御覧ください。  今回、 1件の債務負担行為の設定をお願いするものであります。  さかがわ学校給食センター給食配送業務委託については、令和 4年度からの委託に万全を期すため、本年度の準備期間及び令和 4年度から令和 8年度までの 5年間について、限度額 1億 3,434万円の追加をお願いするものであります。  20ページの第 4表を御覧ください。  地方債の補正は 5件、10億 9,990万円の増額です。  民生債、認定こども園整備事業30万円の増は、国の補助基準の改定に合わせ、歳出において法人に対する補助金を増額することに伴い、財源の一部として地方債を増額するものであります。  農林水産債、農業農村整備事業70万円の増及び自然災害防止事業20万円の増は、それぞれの県営事業について、県における予算配分変更に伴い、掛川市の負担金が増額となったため、財源の一部として地方債を増額するものであります。  災害復旧債、林業施設災害復旧事業 700万円の増は、昨年 6月に被災し、現在、明許繰越事業として施工している林道横根沢線の復旧事業について、本年 2月に現場近くで斜面の崩落が発生し、林野庁との協議の結果、このたび国の災害認定を受けられたため、復旧工事費を追加することに伴い、財源の一部として地方債を増額するものであります。  臨時財政対策債10億 9,170万円の増は、普通交付税の算定に合わせて発行可能額が決定したことによる増額をするものであります。  以下、事項別明細書により説明をさせていただきます。  24ページをお願いします。  初めに、歳入であります。  10款 1項 1目地方特例交付金 2,059万 7,000円の減は、普通交付税の算定に合わせ、交付額を算定されたことによるものです。説明欄記載のとおり、減収補てん特例交付金の住宅借入金等特別税額控除分 1億 2,666万 5,000円は、所得税から住民税への税源移譲に伴い、いわゆる住宅ローン控除について、所得税で控除し切れない税額を住民税から控除することに伴い、地方公共団体に生じる減収を補てんするため交付されたものであります。  また、自動車税環境性能割及び軽自動車税環境性能割臨時的軽減分は、令和 3年12月末まで延長された臨時的軽減により、地方公共団体に生じる減収を補てんするため交付されるものであります。  26ページをお願いします。  11款地方交付税 1項 1目 1節普通地方交付税は、交付決定額に合わせ 1億 499万円を増額するものです。  交付決定額は、説明欄の最下段のとおり26億 3,299万円で、前年度に比べ 1億 482万 4,000円、 4.1%の増額となりました。なお、本年度の財政力指数は 0.867となりました。  28ページをお願いします。
     14款使用料及び手数料 1項 3目衛生使用料 701万 9,000円の増は、小笠掛川PCR検体採取センターについて、現在の状況を踏まえ、年度末までの開設延長に対応できるよう、運営経費を増額することに伴い、診療報酬の増額を見込むものであります。  30ページをお願いします。  15款国庫支出金 2項 2目 民生費国庫補助金 292万円の増は、保育所等整備事業費補助金について第 4表のところで説明しましたとおり、国の補助基準の改定により増額するものであります。   3目衛生費国庫補助金 2億 1,525万 3,000円の増は、新型コロナウイルスワクチン接種について、現在の状況を踏まえ、接種期間を当初の 9月末までから延長することに伴い、歳出において必要な経費を増額するため、国庫補助金を増額するものであります。   7目新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金 531万 4,000円の増は、国の令和 2年度第 3次補正分として示された交付限度額のうち、令和 3年度事業での活用を予定していたもので、本補正予算のコロナ対策事業の財源として活用するものであります。  32ページをお願いします。  16款県支出金 2項 3目衛生費県補助金 281万 6,000円の増は、PCR検体採取センターの開設期間延長に合わせ、仮設テントの借上げ期間を延長することに伴い、事業費の全額が県から補助されるものであります。   5目商工費県補助金 1,000万円の増は、市内の宿泊施設においてワーケーションの受入れが促進されるよう、受入れに必要な環境整備等に係る費用について、事業費の 2分の 1を市が補助するもので、市の補助額の全額が県から補助されるものであります。   9目災害復旧費県補助金 787万 6,000円の増は、第 4表のところで説明しましたとおり、林道横根沢線の斜面崩落において国の災害認定が受けられたため、事業費の 2分の 1が県から補助されるものであります。  36ページをお願いします。  18款寄附金 1項中段の 8目総務費寄附金 150万円の追加は、市民の方からLGBTの啓発及び女性支援に関する事業に役立ててほしいとの申し出がありましたので、それぞれの事業の財源として活用させていただくものであります。  38ページをお願いします。  19款 1項 1目基金繰入金19億 2,153万 7,000円の減は、繰越金や他の財源が確保できたことにより、財源として予定していた財政調整基金繰入額を皆減するものであります。  40ページをお願いします。  20款 1項 1目繰越金15億 3,309万 5,000円の増は、説明欄の記載のとおり、令和 2年度決算によるものであります。  42ページをお願いします。  21款諸収入 5項 2目民生費雑収入 941万 9,000円の増は、令和 2年度における後期高齢者医療広域連合の事務費の確定による返還金の追加によるものであります。   5目農林水産業費雑収入50万円の追加は、令和 3年度に創設された国の経営継承・発展等支援事業について、地域農業の担い手として経営を継承した後継者のさらなる経営発展に向けた取り組みに対し、事業費の 2分の 1が国から一般社団法人全国農業会議所を通じて補助されるものであります。  44ページをお願いします。  22款市債ですが、説明については、第 4表地方債の補正のところで述べましたので、省略をさせていただきます。  以上が歳入であります。  48ページをお願いします。48ページです。  ここから歳出です。なお、歳入で説明しました内容につきましては、説明を省略させていただきます。   2款総務費 1項 7目財政管理費 1億 7,765万 7,000円の増は、本補正による余剰財源を財政調整基金に積み立てるもので、歳入で説明した基金繰入金の皆減と合わせ、本年度末残高を29億 2,787万 5,000円と見込むものであります。  20目男女共同参画推進費 134万 9,000円の増の主なものは、市民の方からの寄附金を活用し、LGBT啓発パンフレットの作成や、庁舎内の男性トイレにおむつ交換台等の設置をするための事業費を追加するものであります。  21目女性の活躍促進事業費27万 9,000円の増は、寄附金を活用して女性相談案内パンフレット等を作成するほか、約 2か月待ちとなっている女性相談の面談について拡充を図るため、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して相談業務委託料等を増額するものであります。  50ページをお願いします。   3款民生費 1項14目介護保険事業支援費 282万 7,000円の増は、介護保険システムの改修に伴い、特別会計への繰出金を増額するものであります。  少し飛びまして、58ページをお願いします。   6款農林水産業費 2項 4目農業集落排水事業支援費 917万 9,000円の増は、農業集落排水事業会計において、管渠の切り回し工事費の増額に伴い、企業会計への繰出金を増額するものであります。  下段の 3項 1目森林機能保全活用費 200万円の増は、森の都ならここの里の今後の在り方を含めた原泉地区振興計画の策定支援業務委託料を追加するものであります。  62ページをお願いします。   7款商工費 1項 4目大坂・土方工業用地整備事業支援費 6億 2,188万 1,000円の増は、大坂・土方工業用地整備事業特別会計において、造成工事の進捗に合わせ、出来高に応じて工事費を増額することなどから、特別会計への繰出金を増額するものであります。  64ページをお願いします。   8款土木費 2項 1目道路橋梁維持費 789万 8,000円の増は、市道松尾橋奥姫橋右岸線の横断暗渠が経年劣化により補修工事が必要となったため、補修工事費を増額するものであります。  下段の 4項 9目公共下水道事業支援費 512万 6,000円の減は、企業債の令和 2年度借入金額及び借入利率が確定したことにより、企業会計への繰出金を減額するものであります。  68ページをお願いします。   9款消防費 1項 6目防災設備整備費 466万 4,000円の増は、デジタル地域防災無線において、多重無線装置に障害が発生したため、修理費を増額するものであります。  70ページをお願いします。  10款教育費 2項 5目小学校・確かな学力の育成費 734万 9,000円の増は、特別支援学級や通常学級に在籍する支援を要する児童・生徒が増加しており、現在配置している学校サポーターだけでは対応が困難な状況にあるため、サポーターを17人追加配置するための経費を増額するものであります。  72ページをお願いします。  11款災害復旧費 1項 2目林業施設災害復旧費 2,095万 2,000円の増のうち、説明欄 2の単独・林業施設災害復旧事業費 520万円の増は、本年 7月の大雨により被災した市内 5か所に係る復旧費用について追加するものであります。  74ページをお願いします。  12款公債費 1項 1目元金 895万円の増は、平成22年度に利率見直し方式で借り入れた臨時財政対策債の利率が10年を経過して見直された結果、より低率な利率となり、元利均等償還に占める元金の割合が増加したことによるものであります。   2目利子 4,371万 6,000円の減は、元金のところで説明しました臨時財政対策債の利率見直し及び令和 2年度借入金額や借入利率が確定したことなどによる減額であります。  以上で、議案第98号の説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(松本均君) 続いて、議案第99号から議案第 101号までの 3件について、大竹健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大竹紗代子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(大竹紗代子君) 私からは、議案第99号から第 101号の補足説明をさせていただきます。  最初に、議案第99号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)につきまして補足説明を申し上げます。  議案書は79ページからとなります。  以下、事項別明細書により説明をさせていただきます。  86ページをお願いします。  最初に、歳入ですが、 7款 1項 1目繰越金 2億 4,487万 9,000円の増は、令和 2年度決算によるものです。  88ページをお願いします。   8款 3項 6目雑入 3,069万 7,000円の増は、保険給付費の令和 3年 2月診療 3月請求分の金額確定に伴う差額分です。  続いて、歳出について説明します。  90ページをお願いします。   3款国民健康保険事業費納付金、 1項 1目一般被保険者医療給付費分 5,143万 7,000円の減、同 2目退職被保険者等医療給付費分 115万 7,000円の減、同 2項 1目一般被保険者後期高齢者支援金等分 2,402万 6,000円の増、92ページをお願いします。同 2目退職被保険者等後期高齢者支援金等分 5万 5,000円の減、さらに 3項 1目一般被保険者介護納付金分 2,473万 8,000円の増は、いずれも本年度の納付金額の確定によるものです。  96ページをお願いします。   6款基金積立金、 1項 1目国民健康保険事業基金積立金の 2億 2,290万 9,000円の増は、令和 2年度繰越金から、国民健康保険事業費納付金の財源として基金に積み立てるものです。  98ページをお願いします。   8款諸支出金、 1項 3目償還金 5,655万 2,000円の追加は、令和 2年度の実績報告に伴い、特定健診等負担金返還金 365万 4,000円、災害臨時特例補助金返還金 1,000円、保険給付費等交付金返還金 3,069万 8,000円、保険給付費等交付金償還金 2,219万 9,000円を精算返還するものです。  以上で、議案第99号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)の補足説明とさせていただきます。  次に、議案第 100号、令和 3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 1号)につきまして、補足説明を申し上げます。  議案書は 101ページからとなります。  以下、事項別明細書により説明させていただきます。   108ページをお願いします。  最初に、歳入ですが、 4款繰越金、 1項 1目繰越金 284万 1,000円の増は、令和 2年度の決算によるものです。  続いて、歳出について説明します。   110ページをお願いします。   2款 1項 1目後期高齢者医療広域連合納付金 284万 1,000円の増は、令和 2年度の出納整理期間中の保険料等の収納額と同額を、過年度分保険料負担金として静岡県後期高齢者医療広域連合へ納付するものです。  以上で、議案第 100号、令和 3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 1号)の補足説明とさせていただきます。  次に、議案第 101号、令和 3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 1号)につきまして、補足説明を申し上げます。  議案書は 113ページからとなります。  以下、事項別明細書により説明させていただきます。   120ページをお願いします。  最初に、歳入ですが、 2款分担金及び負担金、 1項 1目認定審査会負担金34万 7,000円の増は、制度改正等に伴う介護認定システムの改修に係る菊川市、御前崎市の負担金を増額するものです。   122ページをお願いします。   3款国庫支出金、 1項 1目介護給付費負担金 7,907万 7,000円の増は、令和 2年度介護給付費の確定によるものです。   2項 6目総務費国庫補助金 317万 3,000円の増は、制度改正等に伴う介護保険システム改修費の一部を国が交付するものです。   126ページをお願いします。   5款県支出金、 1項 1目介護給付費負担金 170万円の増は、令和 2年度介護給付費の県負担金の確定によるものです。   128ページをお願いします。   7款繰入金、 1項 5目その他繰入金 282万 7,000円の増は、介護保険システム改修費のうち、掛川市負担分を事務費として一般会計から繰り入れるものです。   2項 1目給付支払準備基金繰入金は、令和 2年度介護給付費等の確定に伴い 1億 727万 9,000円を減額するものです。   132ページをお願いします。   8款繰越金、 1項 1目繰越金 3,599万 1,000円の増は、令和 2年度介護保険特別会計の決算により繰入金を増額するものです。  続いて、歳出について説明します。   134ページをお願いします。   1款総務費、 1項 1目一般管理費 482万 9,000円の増及び 3項 1目介護認定審査会費 151万 8,000円の増は、制度改正に伴う介護保険システム及び介護認定事務システムの改修によるものです。  次に、 138ページをお願いします。   5款諸支出金、 1項 2目給付費精算返還金 307万 3,000円の増、 3目地域支援事業費精算返還金 540万 6,000円の増、 6目介護保険災害時臨時特例補助金精算返還金の10万 1,000円の増及び 7目総務管理費精算返還金の90万 9,000円の増は、令和 2年度事業費等の確定によるものです。  以上で、議案第 101号、令和 3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 1号)の補足説明とさせていただきます。 ○議長(松本均君) 続いて、議案第 102号及び議案第 108号について、高柳産業経済部長。              〔産業経済部長 高柳和正君 登壇〕 ◎産業経済部長(高柳和正君) 私からは、最初に、議案第 102号、令和 3年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計補正予算(第 1号)について補足説明を申し上げます。  議案書は 143ページからとなります。  内容は、事項別明細書により説明させていただきます。   150ページをお願いします。
     最初に、歳入ですが、 3款 1項 1目一般会計繰入金 6億 2,188万 1,000円の増は、造成工事が予定より早く進んでいるため、事業進捗に応じた費用が必要になることから増額するものです。  続いて、歳出について説明します。   152ページをお願いします。   1款 1項 1目西工区工業用地整備事業費 6億 2,188万 1,000円の増は、予定より早く進んでいる造成工事の出来高に応じた工事の支払いと事業進捗に伴う委託の実施による増額です。  以上、議案第 102号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。  次に、議案第 108号、掛川市農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例の制定について、補足説明を申し上げます。  議案書の 179ページをお願いします。  議案第 108号、掛川市農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例の制定については、めくっていただいて、 180ページをお願いします。土地改良法の一部改正により創設された農地中間管理機構関連農地整備事業の掛川市内での実施に伴い、事業完了後の一定期間内の目的用途外への転用や中間管理権の解除などを行った場合の特別徴収金について規定するもので、静岡県の静岡県営土地改良事業分担金等徴収条例に合わせ、掛川市においても同内容の条例を制定し、事業の確実な実施を確保するものです。  第 2条では特別徴収金に該当する要件を定め、第 3条で特別徴収金の金額の算定方法を定めました。また、第 5条で延滞金を、第 6条で減免等の取扱いについて定めました。  なお、この条例の施行日は、附則において公布の日としています。  以上、議案第 108号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(松本均君) 続いて、議案第 103号及び議案第 104号について、塚本上下水道部長。              〔上下水道部長 塚本明宏君 登壇〕 ◎上下水道部長(塚本明宏君) 私からは、議案第 103号及び議案第 104号につきまして補足説明いたします。  初めに、議案第 103号、令和 3年度掛川市公共下水道事業会計補正予算(第 1号)につきまして説明いたします。  議案書の 155ページをお開きください。  第 1条は、収益的収入及び支出の予定額を改めるもので、事項別明細書により説明させていただきます。   160ページをお願いします。  上段の表、収入では、 1款 2項 2目他会計補助金を 512万 6,000円減額するとともに、下段の表、支出では、 1款 2項 1目を 512万 6,000円減額するもので、内容は、企業債支払利息の減額です。  議案書の 155ページにお戻りください。  第 2条は、補助金の金額 4億 6,505万 3,000円を 4億 5,992万 7,000円に改めるものです。  次に、議案第 104号、令和 3年度掛川市農業集落排水事業会計補正予算(第 1号)につきまして補足説明いたします。  議案書の 163ページをお開きください。  第 1条は、収益的収入及び支出の予定額を改めるもので、事項別明細書により説明させていただきます。   168ページをお願いします。  上段の表、収入では 1款 2項 2目他会計補助金を 917万 9,000円増額するとともに、下段の表、支出では 1款 1項 1目管渠費を 917万 9,000円増額するもので、日坂地内における市道路改良工事に伴い汚水管渠を移設するものです。  議案書の 163ページにお戻りください。  第 2条は、当年度分損益勘定留保資金 3,549万 1,000円を 2,753万円に、利益剰余金処分額 2,880万 2,000円を 3,676万 3,000円にそれぞれ改めるもので、資本的収入及び支出の補てん財源の金額を変更するものです。  第 3条は、補助金の金額を 1億 2,204万 7,000円から 1億 3,122万 6,000円に改めるものです。  以上、議案第 103号及び第 104号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますよう、お願いいたします。 ○議長(松本均君) 続いて、議案第 110号について、都築協働環境部長。              〔協働環境部長 都築良樹君 登壇〕 ◎協働環境部長(都築良樹君) 議案第 110号、掛川市森の都ならここの里条例の一部改正について、補足説明します。  議案書の 185ページをお願いします。  今回の条例改正は、ならここの里の経営改善を図るとともに、市民サービスの向上を図るため、利用料金の改正を行うものです。  主な改正内容について説明します。   186ページの新旧対照表をお願いします。  第 9条第 1項の改正は、新たにならここの里への入場に係る利用料金、つまり入場料を追加するものです。  次に、第 4項では、第 1項の入場に係る利用料金にあっては別表第 1に定め、第 2項の施設に係る利用料金にあっては、別表第 2及び別表第 3に改めるものです。  次に、 187ページをお願いします。  別表第 1では、入場に係る利用料金について、「中学生以上」と 「 3歳以上小学生以下」に分けてそれぞれ定めるものです。  次に、別表第 2では、バンガロー、キャンプサイト、コテージの利用料金について、「繁忙期」、「繁忙期を除く土・日・祝日」、「繁忙期を除く平日」の 3区分に料金体系を改正するものです。  次に、 188ページをお願いします。  備考の 7では、別表第 2に定める施設に係る利用料金について、学校その他規則で定める施設が教育課程の一環として使用する場合は、利用料金の額に 2分の 1を乗じて得た額とするものです。  なお、その他規則で定める施設とは、幼稚園、保育所、認定こども園、小規模保育事業所及び認可外保育施設です。  次に、別表第 3では、温泉会館の利用料金について、中学生以上の料金について 510円から 700円に改めるものです。また、コインシャワーの利用料金については、 150円から 100円に改めるものです。  なお、この改正は、附則第 1項において、令和 4年 4月 1日から施行し、附則の第 2項により改正後の条例の規定は、施行日以後における利用料金について適用するものとします。  以上で、議案第 110号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いします。 ○議長(松本均君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  ここで、偶数の議席番号の議員は入場を願います。                 〔偶数議席番号議員入場〕 ○議長(松本均君) 本14件の議案に対する質疑は、 9月16日開催の本会議で行います。 △日程第7 県知事提出議案第 105号〜議案第 107号 ○議長(松本均君) 日程第 7、県知事提出議案第 105号から議案第 107号までの 3件を一括議題とします。  本 3件に関し、これから委員長の報告を求めます。  総務委員長、寺田幸弘君。               〔総務委員長 寺田幸弘君 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘君) ただいま議長より報告を求められました県知事提出議案第 105号から議案第 107号までの 3件について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、本日午前11時28分から全員協議会室におきまして、全委員出席の下、開会いたしました。  まず、県知事提出議案第 105号、掛川市板沢財産区議会設置条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、財産区は存在していたにもかかわらず、今になってなぜ条例制定に至ったのかとの質疑があり、当局より、地元に既得権があることを尊重し、調整に時間を要したため、条例制定に至っていなかったが、今回地元との協議が整い、提案に至ったとの答弁がありました。  委員より、失効している条例を附則に定めた経緯について質疑があり、当局より、県との協議、指導により形式的に記載したほうがよいという結論に至り、旧条例名を記載することになったとの答弁がありました。  委員より、議会制は選挙や議会運営等について、市の職員の負担が多くなると思うがいかがかとの質疑があり、当局より、これまでも議会制に準じて事務を行っていたので、負担増になることはないとの答弁がありました。  委員より、令和 4年 4月 1日からの施行は考えなかったのかとの質疑があり、当局より、 9月の選挙を控え、地元との協議を重ねた結果、財産区議会設置条例の施行を公布の日からとしたとの答弁がありました。  委員より、設置条例、会計条例、基金条例の施行日に整合性がないがいかがかとの質疑があり、当局より、今回地元との協議に基づき、施行は公布の日からと定めて設置条例を提案し、会計条例、基金条例は地元の意思を尊重して、令和 4年 4月 1日施行としたとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、委員より、反対の立場から、市議会の権限を一部の特別地方公共団体である財産区議会に委ねることになること、財産区議会の設置に伴い、会計処理との整合が取れていないこと、議会制にすることで負担増になること、失効している条例を廃止することはできないにもかかわらず、附則に定めたこと等、全体に矛盾を生じているので反対であるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場から、長きにわたり懸案事項であった協働のまちづくりを進める掛川市は、住民の意向を尊重した結果であるため賛成であるとの討論が行われました。  以上で討論を終結し、採決の結果、県知事提出議案第 105号については、賛成多数にて可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 106号、掛川市板沢財産区特別会計条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、財産区はどれくらいの財産を持っているかとの質疑があり、当局より、土地と山林合わせて95万 8,749平方メートルであるとの答弁がありました。  委員より、この会計条例の施行は令和 4年 4月からであるが、財産区議会設置条例の施行時期との整合性についての質疑があり、当局より、地元との協議の結果であり、移行期間と理解してもらいたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結したところ、委員 1名から、施行日を公布の日からとする修正案が提出されたため、提出委員から説明を受け、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、委員より、提案者の意見はよく分かるが、ここは地元の意向を尊重すべきであるとの意見が出され、他の委員より、地元の意向は尊重したいが、設置条例と会計条例の整合性がなく、問題が生じないのかとの意見がありました。  委員より、これまでも板沢財産区は運営してきた。当局との信頼関係に基づき進められてきたことであるので、原案どおりでよいと思うとの意見が出され、他の委員より、議会としての問題提起をしたとの意見が出されました。  以上で委員間討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、まず、修正案を採決した結果、修正案は賛成少数にて否決すべきものと決定しました。  続いて、原案について採決した結果、議案第 106号については、賛成多数にて可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 107号、掛川市板沢財産区運営基金条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、収入源はあるのかとの質疑があり、当局より、財産区所有地の貸付料がある。不燃物埋立処理場 110万円、駐車場96万円、農場貸付料29万円等であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結したところ、委員 1名から、施行日を公布の日からとする修正案が提出されたため、提出委員からの説明を受け、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、まず、修正案を採決した結果、修正案は賛成少数にて否決すべきものと決定しました。  続いて、原案について採決した結果、議案第 107号については、賛成多数にて可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均君) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。  大井議員。 ◆7番(大井正君) ただいまの報告の中の県知事提出議案第 105号について伺います。  私も先ほどの総務委員会、傍聴させていただきました。この中で、現在の板沢財産区議会には、県知事提出議案第 105号の附則 2に示された条例に基づいて運営されているわけではなく、この条例の存在実態はないとのことでした。それにもかかわらず、この附則が記載されているのは、現状の区議会の運営が不確かな慣例等によって行われているという悪弊を断ち切るための苦肉の表現ではないかと推測しますが、このような理解でよろしいでしょうか。 ○議長(松本均君) 寺田委員長、答弁お願いします。 ◎総務委員長(寺田幸弘君) 先ほど傍聴していただいたということで、お分かりになっている部分があろうかと思いますけれども、平成17年度の合併以来の施行については、慣例という言い方、板沢財産区の会議は開かれていたんですけれども、慣例という形で行っていたと。それで、県とのやり取りの中でそういう形にして、やっぱり住民自治の形をしっかり取っていくという理解で、県とのやり取りも含めてそういう形を取っていったということでございます。 ○議長(松本均君) 大井議員、よろしいですか。  大井議員。 ◆7番(大井正君) 失礼しました。  くどいかもしれませんが、ないものを廃止するわけですから、あえて書いた理由はあるはずで、それが慣例とか、悪い言葉で言うとなれ合い的な運営をこの際断ち切って、新たな条例を制定しようという決意表明といいますか、そのための前振りとしてあえて書いているんではないかと理解したんですが、それでよろしいでしょうかということです。 ○議長(松本均君) 委員長報告に対しての質疑ですので、総務委員長、お答えになれますでしょうか。委員会の中であったかどうかという話になると思いますが。  総務委員長、寺田幸弘君。 ◎総務委員長(寺田幸弘君) そういう議論はございませんでした。 ○議長(松本均君) 大井議員、よろしいですか。  ほかに質疑ございますでしょうか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。  これから討論に入ります。  県知事提出議案第 105号については、討論の通告がありますので、これを許します。  まず、15番、鈴木久裕君、御登壇ください。
                   〔15番 鈴木久裕君 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕君) 15番、鈴木久裕でございます。  私は、この県知事提出議案第 105号に対しまして、反対の立場から討論させていただきます。  今までの経過については、るる説明があったとおり、昭和29年の新掛川市ができたときから、そして、またこの平成17年の新掛川市の誕生も含めて、長き67年間にわたり、条例がないまま特別地方公共団体の運営がされてきたと。この非常に問題のあることを、今回新しく条例を制定することによって解決しようということであります。したがいまして、ここに至るまでの関係担当課、そして地元の皆さんの御協力、そうしたものには、まずもって本当に感謝を申し上げます。  その上で、なぜ反対かということでありますが、本件、県知事の提案の案件であることから、修正案が出せません。賛成か反対しかないということでありますので、以下、述べる理由によって反対の立場を取らせていただきます。  まず 1つ目、今回上程されたのは板沢財産区に関することでありますけれども、そのほかにまだ 3つの財産区において同様な問題を抱えているところもあります。これらについては、今度 2月議会等でまたおいおい提案されてくるということでありますが、 1つここを先行してするということについて、ほかの委員会での説明等によりますと、少し今回の板沢につきまして、ほかの財産区と別の取扱いをする可能性があるということであります。そうしたときに、全体を見渡さないでこの 1つを先行させること、これは、ほかの財産区との均衡を欠かないかというのがまず第 1点であります。  それから、先ほど説明では、市の事務量増大しないということでありましたけれど、これまで議会制を取っておりましたが、議会に市長は出席をしていないということでありました。今度は本当に正式な条例に基づくものとして、慣例的な運営ではなく、地方自治法等にのっとった厳格な運用が求められます。そのような中でしっかり対応していくということになると、やはり市長の出席はじめ、事務局、事務方の負担が増えるのではないかという、こういう質問をしましたところ、先ほどの委員長報告ではないということではありましたが、まだ検討の余地はあると、市長の出席等については検討課題であるというような発言がありました。  そして、もう一点、長い間の慣例的な運用により、当事者であります地元地区、これは地元の財産であるというような意識がどうも芽生えているということを、ずっとそういう意識でやっておられるということをお聞きしました。あくまで特別地方公共団体、この掛川市における一定の区域を特別地方公共団体として定め、そこから生ずる財産から生ずる利益、果実を地元の振興のために使っていこうということであります。あくまで住民に開かれた財産区の運営でなければなりません。今ここで拙速に、ほかの財産区との均衡もなく、 1つの財産区についてだけ決めてしまうのはいかがかということでございます。  今の理由が、 9月に今慣例的に運用されてきた議員さんの任期が 9月に来るから、それに間に合うようにこの条例を定めなければならないということでありましたけれども、実は、先ほどの話の中では、ほかの財産区につきましては、 4月から財産区、議会制を仮に議会設置条例をつくるとしたら、その後、選挙をこれまでの任期とかかわらずやっていくということであります。こういったことから、それぞれ財産区に対して運用が変わってくるというようなことがございます。  そして、またこれは後で出てきますが、議案第 106号の特会条例と、それから 議案第 107号の基金条例、これらが整備されてまいりますが、先ほどもお話ありましたように、少し前振りで申し上げますが、これらの条例の施行日、来年 4月になります。今回 9月に議会を開きますが、これらの費用を捻出すべき特会がありません。とすると、ここに非常に大きな矛盾が生じます。  というようなことから、今回、仮にこの条例を否決したとしても、財産区の会計、特会条例と基金運用条例がまず制定が確実になります、多分。ということで、当面問題は生じません。また、この選挙が 9月ということで、特別扱いということでありますが、ここのところだけ慣例的な方法、慣例的な運用によりやることによって、 9月に仮にやるとしても、また 4月以降に新条例に基づいて選挙をすると、そういうことはできるわけです。  したがいまして、これは一時置いて、ほかの財産区と併せて次の議会なり、次の次の議会でしっかり全て 4つを併せて審議することによって、全体的な整合を取るべきではないかというのが私の考えであります。  もう一つ、最後に、先ほど大井議員からも委員長報告に対して質疑がありましたけれども、これはもう議会の問題であります。例規制定機関、議決機関として、ない条例を廃止するということは、もう完全に矛盾いたします。それはちょっとできないことなんですね。こういったこと、小さいことかもしれませんが、こういったことから、議会人としては、これを認めるわけにはいかないというようなこともございまして、以上、最初に申し上げましたように、繰り返しになりますが、これまでの担当課、それから地元の皆さんの御協議しっかり受け止めて、前向きに捉えたいと思いますが、ただ、実際失効するということならいいんですけれど、法令上の矛盾が生じるような議決をしてはいけないということでありますので、これにつきましては反対とさせていただきます。  以上です。 ○議長(松本均君) 続いて、14番、藤澤恭子さん、御登壇ください。                〔14番 藤澤恭子君 登壇〕 ◆14番(藤澤恭子君) 議席番号14番、新しい風の藤澤恭子です。  私は、県知事提出議案第 105号、掛川市板沢財産区議会設置条例の制定について、賛成とすべき立場から意見を述べます。  現在、議会制財産区では、旧掛川市から現在に至るまで議会設置条例を制定しておらず、旧掛川町で制定された条例を根拠に運営をしてまいりました。  この法整備は、新市の合併前から協議を行ってまいりましたが、長らく条例制定には至らず、是正が必要な状況が続いておりました。  しかし、このたび地域住民と長きにわたり、丁寧な説明と対話を重ねてきた結果、ようやく条例制定の運びとなり、協議の中では協働の考え方を重視し、地元のこれまでの経緯と議会制を存続したいという地域住民の意思で議会制財産区の設置となりました。  よって、このたびの条例制定は、かねてよりの懸案事項でもあり、議会からも法整備をすべきであると意見が出ていたものが前進したと理解し、私の賛成討論といたします。 ○議長(松本均君) 以上で、通告による討論は終わります。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  初めに、県知事提出議案第 105号について、起立採決をします。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。  本件は、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均君) 起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第 106号について採決します。  15番、鈴木久裕君。 ◆15番(鈴木久裕君) 修正案提出の動議をいたします。 ○議長(松本均君) ただいま鈴木久裕君から修正案の提出の申し出がありましたので、ここで暫時休憩とします。                 午後 4時19分 休憩                 午後 4時30分 開議 ○議長(松本均君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで、議案第 106号について、鈴木久裕君ほか 1人から修正案が提出されましたので、提出者の説明を求めます。  提出者を代表して、15番、鈴木久裕君、御登壇ください。                〔15番 鈴木久裕君 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕君) 15番、鈴木久裕です。  議案第 106号、それから議案第 107号も同じですけれども、修正案を提出させていただきます。  この提出は、先ほど議決された県知事提出議案 105号、これと関連しまして、県知事提出議案 第 105号が否決なり保留というかいうことになれば、これは出す必要はなかったのですが、原案どおり可決されたということで、新たに会計上の問題を生じる可能性が生じましたので、それらを未然に回避するための修正案であります。  内容は、両議案とも附則中、施行日を原案は令和 4年 4月 1日からとなっておりますが、これを先ほどの県知事提出議案第 105号と同様、公布の日からと改めるものであります。  その理由は、このほど新たに板沢財産区議会が設置をされることになりました。これは、条例に基づく正式なものであります。これまでの慣例的な議会とは違います。今度 9月には初めての板沢財産区議会の議員選挙が行われます。そして、またもろもろその議会の議決に基づきまして、板沢財産区の様々な事務事業が執行されていくということになります。ここにおきまして、板沢財産区には特別会計がございません。この施行日が来年 4月 1日になっております。としますと、今年度執行した事業について、どの会計から負担をするのか。例えば選挙の費用ですが、選挙費用は、一時、市の一般会計から支出し、それを財産区が負担するという決まりになっています。その負担金を納める財産区特別会計、今、慣例的に行っている会計から支出と、実質的にはなろうかと思いますが、では、監査はどうするのか。特別会計は規定がございませんので、こうした分の監査もできません。会計のない状態にあるというのは、非常に問題であります。したがいまして、この議会の設置と同様に、施行日を公布の日からとすることによって、一体的に会計も確保し、一体的にやっていくというものでございます。  特別会計をつくるということにつきまして、今後、当然、市の財務会計、コンピューター上に載せていくということになりますが、それはコンピューター上で、今年度のうち、別にコンピューターに必ず載せなければいけない、 9月までにコンピューターに載せなければいけないということではなく、条例に基づいて特会を設置して手会計ということでもいいわけです。しっかり収入・支出があるということであれば、来年度も監査もしっかり受けられるということになります。  こうした一体化をしないと、また新たに矛盾を生じることになりますので、議決機関としては、こうした修正案を出して整合を図らざるを得ないという考え方から、修正案を提出いたしました。  以上であります。 ○議長(松本均君) 以上で、説明は終わりました。  これから修正案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  初めに、修正案について採決します。  鈴木久裕君ほか 1名から提出された修正案について、賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均君) 起立少数であります。  したがって、修正案につきましては否決することに決定しました。  次に、原案について採決します。  議案第 106号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均君) 起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第 107号について、鈴木久裕君ほか 1人から修正案が提出されましたので、提出者の説明を求めます。  提出者を代表して、15番、鈴木久裕君、御登壇ください。                〔15番 鈴木久裕君 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕君) 15番、鈴木久裕でございます。  議案第 107号、掛川市板沢財産区運営基金条例の制定についてに対する修正案、提案理由を御説明申し上げます。  理由については、先ほど議案第 106号で説明したことと同じでございます。  以上です。 ○議長(松本均君) 以上で、説明は終わりました。  これから修正案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  初めに、修正案について採決します。  鈴木久裕君ほか 1人から提出された修正案について、賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均君) 起立少数であります。  したがって、修正案につきましては否決することに決定しました。  次に、原案について採決します。  議案第 107号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均君) 起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  勝川議員。 ◆11番(勝川志保子君) 採決の際に起立をしそびれてしまいました。もう一度、修正案に関しての採決をやり直していただけないでしょうか。 ○議長(松本均君) 申し訳ございません。できませんので、棄権という形かと思いますけれども。 3人の反対ということでなるかと思います。よろしいですか。 △日程第8 報告第 6号及び報告第 7号 ○議長(松本均君) 日程第 8、報告第 6号及び報告第 7号を一括議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇君) ただいま上程されました報告第 6号及び報告第 7号の 2件について、一括して御説明申し上げます。  まず、報告第 6号、健全化判断比率の報告については、市の財政状況の健全性を判断する 4つの比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3条第 1項の規定により、監査委員の意見をつけて報告するものであります。  次に、報告第 7号、資金不足比率の報告については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第 1項の規定により、大坂・土方工業用地整備事業特別会計、掛川市水道事業会計、掛川市簡易水道事業会計、掛川市公共下水道事業会計、掛川市農業集落排水事業会計、掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計の決算に基づく資金不足比率を監査委員の意見をつけて報告するものでございます。  以上、 2件について一括して御報告申し上げました。 ○議長(松本均君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  以上で、本 2件の報告は終わりました。 △日程第9 請願について ○議長(松本均君) 日程第 9、請願についてを議題とします。
     本定例会にて受理した請願は 1件であります。お手元に請願文書表を配付しておりますので、朗読は省略します。  本請願について、紹介議員の補足説明がありますので、これを許します。  それでは、紹介議員を代表して、11番、勝川志保子さん、御登壇ください。               〔11番 勝川志保子君 登壇〕 ◆11番(勝川志保子君) 11番、勝川志保子です。  高齢者のための掛川市補聴器購入費助成制度の実施と国に保険適用を求める請願について、紹介議員を代表しまして、請願の趣旨説明をさせていただきます。  お手元の請願を御覧になってください。  高齢化が進み、人生 100年時代、健康年齢も延びて、高齢者の果たす役割は、地域社会においてますます大きくなっております。人生経験を生かし、社会に貢献できることを、高齢者自身も願っています。  しかし、歳とともに聞こえに問題を抱える加齢性難聴の方も増えてきます。難聴は、社会参加やコミュニケーションに支障を与えるだけではなく、認知症、鬱といった原因になることも広く指摘されています。聞こえにくいから、いろいろな集まりにも参加できない、行きたくない、よく分からないので適当に返事をしてしまったらトラブルになってしまった、大声で怒鳴り合っていて家族がぎすぎすする、そんな声も聞きます。  難聴では、車の運転も困難になりますし、火災や地震などの非常時にも対応が遅れ、大きな事故にもつながりかねません。高齢者の生活に今や補聴器が必需品となっているわけです。  しかし、この補聴器、大変高価で、年金生活の高齢者にとっては経済的な負担が大きく、購入を諦める方が大勢いらっしゃいます。生活の苦しい方からは、助成があってもなかなか手が届かないために健康保険の適用を求める、そういう声もいただきました。ためらっているうちに難聴が重度化すると、補聴器に慣れるのが難しく、装着のハードルはますます上がってしまうということです。高齢者の社会参加を促し、より豊かな高齢社会を実現していくためにも、適切な聴力検査の上で、重度化する前に専門家の助言の下で補聴器利用を促進することが重要です。  近年、全国の自治体でも補聴器購入の助成制度が広がっており、県内でも長泉町、磐田市に続いて、今年度から焼津市でも制度を開始しました。  今回請願を行った補聴器の公的補助を求める掛川の会は、掛川でもぜひこの制度創設をという意思を持った団体で結成されました。磐田の方を迎えて勉強会、補聴器の専門家を招いての学習会、こうしたものも行って、耳鼻咽喉科、補聴器の業者、聞こえのサポートを行っているボランティアの皆様、こうした方をはじめ、多くの市民の意見を聞きながら、今回請願署名にも取り組み、市内 1,879筆の請願署名を添え、議会への請願を行っているものです。  高齢者はもとより、いつかは自分も必要になる、うちの母のためにと、若い方からの賛同も得ました。小さな制度ですが、私は市民に喜ばれる制度になると思います。  加盟団体の一つである掛川の地域医療をよくする会が行ったさきの市長選、市議選の候補者へのアンケート調査の中でも、御協力をいただいた皆さんのほとんどが、この補聴器助成を必要な制度だというふうに回答されました。認知症やひきこもりの予防になるのであれば、大きな目で見たら、長い目で見たら、医療費、介護給付費を抑える、そういう予防的なお金になっていくと思います。コロナ禍の財政状況が厳しい中でも、制度を創設しているほかのまちの例を参考にしながら、どうか皆さんが請願の趣旨を御理解いただき、議会として公的補助への後押しをお願いしたいということで、紹介議員にならせていただきました。  請願項目は、そこに書いてある 2つです。  高齢者のための掛川市補聴器購入費用助成制度を実施してください。  補聴器着用について、保険適用をするよう国に働きかけてください。   2につきましては、意見書案を添えてあります。  以上、趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(松本均君) 以上で、補足説明は終わりました。  本請願は、請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託します。 △日程第10 陳情について ○議長(松本均君) 日程第10、陳情についてを議題とします。  本定例会において受理した陳情は 1件であります。お手元に陳情文書表を配付しておりますので、朗読は省略します。  本陳情は、陳情文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託します。  以上で、本日の日程全部を終了しました。  この際、お諮りします。  議事の都合により、 2日から13日までの12日間は休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均君) 御異議なしと認めます。  したがって、 2日から13日までの12日間は休会とすることに決定しました。  来る14日は午前 9時から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これにて散会します。                 午後 4時54分 散会...